Canon EOS 5D MarkⅡを使っている時から、ボディがもう少し小さければ使いやすいのになと感じていた。
そんなある時、ふと閃いてしまった。
Canonには5Dの下に6Dがあるではないかと。
まったく6Dが頭になかったので、ふと閃いた時は変な感じで、正直6Dという機種をすっかり忘れていた。
自分の性格上、思いついたら頭から離れないので、5D MarkⅡと6Dを入れ替えた時、機能、価格も含めて+−の皮算用。
価格的には少し足すようだが、機能的にはマイナス要素はほぼないのではないか。
そんなことで、中古屋を探し始めたが(新品はもうないので)、EOS 6Dもなかなか古い機種のため、状態がいいのがなかなか出ない。
少し時間がかかったが、新橋のお店でかなり状態のいいものを見つけた。
素晴らしいグリップ。
5D MarkⅡから変えて、一番最初に思ったことは軽くて小さいのに握りやすい。
細かく調べた訳ではないのでわからないが、ボディ自体の厚みがD600系より薄く握りやすく、グリップ感だけでいうと、自分が使ってきた一眼レフの中でもトップに近い。
グリップに貼られている合成皮革の素材も滑りずらく、背面の親指の位置もベスト。
EF 40mm f2.8のパンケーキレンズを付けると、軽く薄く、機動力もあがる。
ちなみに逆に握りずらかったのは、一眼レフで記憶にある限りだと、“D7000”。グリップが薄すぎて手が疲れた。
あのあたり、D7000からD7200、D600など、グリップの合成皮革の素材も、滑りやすく、傷も付きやすいので大嫌い。
D7200は、新品購入後1か月で、グリップ皮に目立つスジ傷が何本か入り、調整・点検ついでにサポートに相談すると、有料ですが張り替えますかと聞かれた(1か月で張り替えるかー)。
グリップだけでいうと、昔Pentax K-7を2年以上使ったが、傷もほとんど付かず、白化もせず、剥がれもしなかった。
Kシリーズのグリップは本当に秀逸だ(少し自分には小さかったが)。
話を戻すと、EOS 6Dの第一印象は、本当にグリップが握りやすいというもの。
5D MarkⅡも良かったが、自分の手には6Dがちょうど良く、触っているだけで気持ちがいい。
けっこう強く握りこんでも軋みなどももちろんない。
右手側のストラップ取り付け位置も、まったく手に干渉しないのでわずらわしくならない。
ミラーレスと比べるのは酷だけど、自分が使ったことのあるPanasonicのGX7、GX8は、右手側のストラップの位置が邪魔すぎて終始イライラ。
ちょっとだけ使っていた、SONY α7sもいわずもがな。
その点、OLYMPUSのE-M1 markⅡは、うまく上に逃しているのでいいけど、やはりまだ一眼レフのほうが握りやすい。