スーパーヒーロー“ダーク・ピット”の活躍「タイタニックを引き揚げろ」。〈今週のオススメ本〉

今回の〈今週のオススメ本〉は、これまた古い『クライブ・カッスラー』の「タイタニックを引き揚げろ」。

“ダーク・ピット”シリーズの第3作、日本での邦訳第1作で、クライブ・カッスラーの出世作。
“ダーク・ピット”シリーズは20作以上出ていると思うけど、自分は途中でおいつけなくなりました。

正直だいたいパターンは同じで、スーパーヒーロー“ダーク・ピット”の活躍。
ほぼ“007”的な感じ。

この「タイタニックを引き揚げろ」は、ノンフィクションのタイタニック沈没に、フィクションのストーリーを絡めて、見事に海洋冒険アクション小説にした物語。

4000mの海底に眠るタイタニックの船内に、防衛兵器に不可欠な“ビザニウム”という鉱石が眠っているため、巨大客船の引き揚げに挑むダーク・ピットとNUMA隊員たち。
それを阻止しようとするソ連との対立、自然災害、続出する事故と殺人などを絡めながら、“ダーク・ピット”の超人的な活躍を描いている。

ロマンある沈没船の引き揚げという冒険小説に、米ソの対立というスパイ小説をミックスした内容で、多少荒唐無稽な物語だが、ストーリー自体はわかりやすく、“ダーク・ピット”のヒーローぶりと相まって、爽快感もあって読みやすい。

ただ1976年発行、日本での発売は1981年とあって、ソビエト連邦がまだあり、米ソ冷戦時代、国の防衛に力を入れていた時代の話で、内容的にも古い描写がたくさんあり、さすがに時代を感じる。
ちなみにソビエト連邦の崩壊は1991年12月25日。

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ダーク・ピットの活躍は止まらず

その後も、“ダーク・ピット”シリーズは「マンハッタン特急を探せ」、「大統領誘拐の謎を追え」や、映画化もされた「死のサハラを脱出せよ」など、これぞ冒険小説というものが次々と出版されている。

正直、どこから読んでも平気で、それなりにどれも楽しめるが、悪い言い方をすればだいたい同じなので、全部読まなくても大丈夫。

『クライブ・カッスラー』は残念ながら2020年に亡くなってしまったが、私生活でも“ダーク・ピット”が所属する組織と同じ名前の“NUMA”という団体を設立し、実際に多数の難破船を発見しているらしい。

カッスラーは“ダーク・ピット”シリーズ以外にも、“NUMAファイル”シリーズ、“ファーゴ・アドベンチャー”シリーズなど、たくさんの本を出しているので、時間のある時にどうぞ。

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