今週と言っているにもかかわらず、かなり久しぶりになってしまった〈今週のオススメ本〉。
今回はイギリス人作家『M・W・クレイヴン』の“ワシントン・ポー”シリーズ、1作目の「ストーンサークルの殺人」から第6弾の最新作「デスチェアの殺人」まで。
6弾まで読んで一番好きなのは、やはり最初の「ストーンサークルの殺人」。
しかし、シリーズが進むにつれてパワーダウンする訳では決してなく、全て面白くよくできている。
全部の巻を2回は読んで、「ストーンサークルの殺人」はそれ以上読んでいるが、最初のだけあって読みだすと読み続けてしまうくらい勢いがある。

物語を簡単に説明すると…
一心不乱で頑固な刑事ポーと、超天才だけどコニュニケーション能力ゼロの分析官ティリーが、難解な殺人事件を解決しようと奔走する物語。
どの巻もテンポ良く、随所に謎が散りばめられ、最後に全て回収するという流れ。
ストーリーも枝分かれせず、登場人物もあまり多くはないので非常に読みやすいが、けっこうグロい部分も多い。
最新作の「デスチェアの殺人」は他の巻より陰湿で暗く、最後まで読んで思い出したのは、有名な『アガサ・クリスティー』の“○○○○○殺○”。
タイトルを言ってしまうと、勘のいい人はわかってしまうのでは伏せ字にしてます。
ティリーの魅力が溢れている。
主人公のポーは一心不乱で人間的に面白いのだが、この物語は相棒の分析官ティリーの魅力に溢れている。
思ったことはそのまま口に出してしまい、周囲から孤立し、いじめられ、それでも自分の意志をはっきり言い、ずば抜けた頭脳をもつ女性。
そんなティリーとポーは相性抜群で、難解な事件を二人で少しずつ解き明かしていく。
巻が進むにつれて、登場人物たちの立場や関係も変わっていくので、全部読むのがおすすめ。
そして、6弾まで読んだらたぶん、最初の「ストーンサークルの殺人」を読みたくなるかも。

※関係ないけど、氷点下で厚い氷が張っても生きているメダカって、凄い。