今月は忙しくてブログの更新がほとんどできなかったが、仕事のほうは昨日今年の仕事納めになった。
そんななか、前から気になっていたNIKON F100をちょっと前に見つけていた。
F100はたまに中古屋さんに入っているのだが、あまり程度が良くないか、けっこう値段が高いものが多い。
今回のは並品で1万円ちょっとのもの。
1998年に発売したときは定価20万円近くしていたものが、今や1万円で買えるとは少し寂しい気もするが。
並品といっても少しだけベタ付きが出ている程度で、傷やハゲ、凹みなどは全くなくボディ自体はかなりの美品。ベタ付きとはこの時代のニコンボディは、経年劣化によってゴムやプラが溶けてベタベタしてくること。
たまにGショックでも似たようなことがおきて、しまっておいたのにベタベタでとても使えなくなっていることがある。
今回のF100は背面の親指を置く部分が少しだけベタついていて、店によると少しでもベタつきが出たものは、ボディが綺麗でも並品に。
でも少し前にNIKON Uの経験があったので、ベタつき自体は無水アルコールなどで取れるのであまり気にしない。無水アルコールやラバープロテクタントなどを使えば、よっぽどのベタつき以外はとれる。
今回も簡単にベタつきはとれたが、やりすぎるとテカリが出てしまうので、あまり不必要なところまでは拭かないこと。
拭きすぎるとテカテカツルツルになって、すごく滑りやすくなるから注意。
ちょっと感動するボディ。
初めて触ったNIKON F100は、今の時代のデジカメよりもしっかり作られている感じがする。
グリップも握りやすく、ボディを触って眺めているだけでも、少し高揚するものがある。
S5Proのときも感じたが、むかしのMade in Japanはいいモノ感がある。
一つ一つの部品がとてもしっかり作られていて、ボタン類なども押しやすく、ガタつきなどもない。唯一残念なのは、おでこの“NIKON”のロゴが彫りじゃなくて、プリントだったことかな。
F100のあとにF80SやNIKON Uを触ると正直捨てたくなる(笑)。
F100でここまでの造りだったら、フラッグシップのF5やF6はどうなんだろう。
現役のF6を触ってみたいが、普通の電気屋では見たことがないので、専門店にお触りに行こうかなと。
※左から、S5Pro、D750、F100。やはりF100が一番薄い。
ファインダーもけっこう感動で、視野率はそんなに高くはないが、明るくて本当に見やすい。
ファインダーだけならD750よりも見やすいんじゃないかな。
シャッター音は大きめだけど、自分にとっては100点満点の音。
音が聞きたいけど、フィルムが入っているから、無用に空打ちできないのだけど(笑)。
まだ撮り終わってないので現像はしていないので写りはわからないが、見た目は自分の短いカメラ歴の中でも一番かも。
大きすぎず小さすぎずで、ボタン類や機能もシンプル。
このボディのままデジタルにしてくれたら、一番理想のカメラができそうな。
撮らないのにF100だけは毎日触っている今日この頃(笑)。
※内容と全然関係ないが、1歳ちょっとの息子も「逃げ恥」の“恋ダンス”にハマっている。