Nikon 50mm 単焦点…f1.2S、f1.4D、f1.8Gを比べてみた。

知り合いがDfを置いていった時に、一緒に何本かのレンズも置いていった。
その中に50mm f1.4Dが入っていた。

少し前からNikon Dfを使っている。 これは買ったわけではなくて、前に少し書いたが、知り合いに少しの間だけ借りているもの。 その方はNikon Z6を予約しているらしく、手放す前に使ってみ...

自分の持っている50mm f1.2Sと50mm f1.8Gも含めて、50mm単焦点が3本もあるので、面倒くさいとは思いながらも軽く撮り比べてみた。
Sタイプ、Dタイプ、Gタイプ、明るさも1.2、1.4、1.8とバラバラなので、比べる意味があるのかとは思うが。

まず軽く説明(写真左から)。
●Ai Nikkor 50mm f/1.2S
1981年発売のMFレンズで、定価75,000円(税別)。
驚くことに30年以上経っているのに、いまだに製造販売されている現役レンズ。
特徴は何と言っても1.2の明るさ。
でも正直1.2で撮ると、柔らかすぎて実用的ではないので、何段か絞って使うことが多い。
ピントリングの幅や硬さはちょうど良くて、使っていて楽しいレンズ。

●Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D
1995年発売のAFレンズで、定価42,500円(税別)。
このレンズも20年以上経っているが、まだ販売されている現役レンズ。
1.4と明るいが、これも開放だと結構柔らかいと言われている。
AFはうるさくて遅いとも言われているが、自分は気にならなかった。
今回のはシリアル600万台の比較的新しいもので、コーティングが初期型とは違うらしい。

●AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
2011年発売のAFレンズで、定価32,500円(税別)。
ちなみに自分が持っているのは、Special Edition(2013年発売)で、Dfを借りる前からこれを持っていた(笑)。
Special Editionとノーマルタイプは、中身はまったく一緒らしいです。
AFは静かで速く、これだけフードが最初から付属している。
このレンズ安いので、何回か売り買いしていて、ノーマルタイプも以前持っていた。

定価だけ見ると、明るいレンズのほうがやはり高い。
キタムラのAランク中古だと、f1.2Sが4.4万円、f1.4Dは2万円、f1.8Gが1.9万円くらい。
古いけど明るいf1.4Dのコスパが際立っている。

物としては、f1.2Sが、質感・重量・リングの滑らかさなど、他の2本とはクラスが違う。
f1.4Dも悪くはないが、ピントリング、絞りリングなど、f1.2Sほど滑らかではない。
f1.8Gは軽いがやや大柄で、若干安っぽく、マニュアルで使うことを前提にはしていない感じ。



三脚にセットして、それぞれ何回か撮ってみた。
あまり難しいことや複雑なことはやっていないので、結果をあまり信用しないでね(笑)。

明るさが違うのは絞り優先で撮っているので、シャッタースピードが変わっているから。
ちゃんとフルマニュアルで撮るべきでした…。

開放ではやはり1.2Sが一番柔らかく、次に1.4D、1.8Gと続き、1.8Gが線が太く力強い描写をしている。
ただf1.2はピントの範囲もすごく狭いので、全体像で見るとだいぶ柔らかく見えるが、ピントの中心を見るとけっこう写ってはいる。


※50mm f1.2S 開放


※50mm f1.4D 開放


※50mm f1.8G 開放

やはり1.2Sは時代ものだからなのか、収差?…専門的には何と言うかわからないが、拡大すると輪郭がうっすら白く滲んでいる。
ただこれは多かれ少なかれ3本とも出ていて、一番多いのが1.2Sで、順に1.4D、1.8Gということ。

やはり新しいもののほうが、コーティングも進んでいるということかな。
でも1.8Gは線が太く強い感じでよく写るけど、並べてしまうと繊細さがないような。

全部のレンズをf2.8まで絞って撮ると、拡大してもあまり見分けがつかない。
f4まで絞って写真を混ぜたら、自分はほぼ判別できません(笑)。


※左から1.2S、1.4D、1.8G。全部f2.8で撮影したものを拡大。

ちなみに1.4DのAFは、ザクの顔にピントを合せようとしても、何回か合わないことがあったが、1.8Gは一発で合った。

ちょっと長くなってきたので、飽きなかったら続きもやってみる。

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