『ジェフリー・ディーヴァー』の最高傑作、「静寂の叫び」。〈今週のオススメ本〉

今回の〈今週のオススメ本〉は、『マイケル・コナリー』の時に軽く書いた、『ジェフリー・ディーヴァー』の「静寂の叫び」(1997年)。

『マイクル・コナリー』の小説が大好きである。 “ハリー・ボッシュ"シリーズ以外にも、“ミッキー・ハラー" 、“ジャック・マカヴォイ" 、“レネイ・バラード”などのシリーズが出ており、それが時に交...

『ジェフリー・ディーヴァー』といえば、有名なのは「ボーン・コレクター」の“リンカーン・ライム”シリーズ。
「静寂の叫び」は、その「ボーン・コレクター」より前に出版された単独作品。

ちなみに「ボーン・コレクター」は、デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリーで映画化され、ヒットもしている。

映画自体も悪くなかったが、「ボーン・コレクター」を読んだ時に、“リンカーン・ライム”は白人だったので、黒人俳優のデンゼル・ワシントンが演じていてびっくり。
ただデンゼル・ワシントンは大好きで、個人的に一番だと思う映画は“イコライザー”。

話を戻して、単独作品としては、その前年に出版された「眠れぬイヴのために」(1996年)も良かったが、その後に出た「監禁」(1998年)は正直あまり良くなかった。

「静寂の叫び」は…
聾学校の生徒と教員を乗せたスクールバスが、三人の脱獄囚に乗っ取られ監禁してたてこもる。FBIは、人質解放交渉に臨むが、無残にも生徒の一人が。そして教育実習生のメラニーが生徒たちを救うために独力で反撃に出るが…。

上下(文庫)で、けっこうな厚さの本なので読み応えがあるが、最後まで緊迫して展開していくので、飽きないので読める。
「ボーン・コレクター」が大ヒットする前だからかわからないが、ストーリーも丁寧に書かれている感じがする。

自分が最初に読んだ時はハードカバーだったが、文庫版も出たのでのちに買った。

ハード、文庫両方買うのはなかなか少ないが、そのうちの一つがこの「静寂の叫び」。

個人的には『ジェフリー・ディーヴァー』の最高傑作だと思っている。
2位はやはり「ボーン・コレクター」かな。

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