簡単に言うと可もなく不可もなくという感じ(笑)。
K-7の時のような独特な感じはなくなって、今の一般的なデジカメの写りに近くなった。
もちろん雅や銀残しなどを使えば、ペンタらしい独特な風合いにはなるのだが、ナチュラルで撮っている時は普通の高精細な写り。
ただ写るようになったぶん、ちょっと立体感もなくなったかも。
ナチュラルで十分に空の青も綺麗に出るし、草花の緑もけっこう濃い。
ペンタらしからぬ爽やかな感じ。
デフォルトがなぜ鮮やかになっているのかは謎だが、ちょっと鮮やかはどぎつい。
不満点は露出と肌色。
露出はK-3の時とあまり変わっていない感じも。
けっこう良く動いて、同じ場面で何枚か撮っても明暗バラバラの時も。
サッカーでも同じ人物の連射中5、6枚に1枚くらい白とびする画像が混ざる。
逆光のシーンでも一昔前のAEの感じで、人物の顔が暗くなりすぎる。
さらに顔色も青白くなる。
これはちょっと前に使っていたRICOH GRⅡと似ている。
晴れている時や明るい時はいいのだけど、曇りや逆光の時に肌色がすごく汚くなる。
肌色補正も2段階あるが、かけると撮ってから処理に時間がかかるのでちょっと使いづらい。
あと使っていた気付いたのだが、再生ボタンを押してから表示されるまでがほんの少し遅い。
感覚的なものなので、少し使っただけではわからないと思うが、一緒に使っているニコンより、ほんの何コンマか遅く感じる。
AFはサッカーでも普通に使えたので悪くないと思うが、室内とか近距離のヒット率が悪い。
これはレンズも大いに関係している気がするが、サッカーで使ったのは新しい55-300mmで、室内は35mm f2.8 Macroだったからかな。
その新しいHD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE(長いなー)は、評判通り素晴らしいレンズ。
沈胴式は伸びた時がかっこ悪いからあまり好きではないのだが、この大きさと値段でよく写るなーと。
最近はNIKON AF-P DX 70-300mmもそうだが、安くて軽いのによく写るレンズがあって助かる(笑)。
でもなぜペンタは前から55-300mmばかりで、70-300mmを作らないのか。
話を戻して、KPはデザイン的には満点だが、GRⅡと同じでちょっと人物撮りには向いてないかも。
ただ解像力とシャープさでいったら、D7200を上回っていると思う。
※そのD7200を銀残しで
※レンズは全てHD DA 35mm f2.8 Macro Limited