思い切って買ってしまった“PENTAX KP”。
意外にもとても気に入っている。
忙しくまともには使えていないのだが、K-7の時に苦労したあれやこれやなどは、ほとんど気にならなくなっている。
K-7で一番気に入らなかったのは、PENTAXで良く言うAFではなくて、実は独特な写り。
けっこう色々なレンズを試したのだが、一枚膜があるというかあまりシャキッとしない画で、AEもその都度よく転び、全体的にアンダーな写りだった。
※KP+DA35mm f2.8 Macro Limited
晴れの日はいいとしても、曇天の日だとあまりにも平凡なつまらない画だった(もちろん自分の腕もあるだろうが…)。
もしかしたらダイナミックレンジなども関係あるのかもしれないが、あまりに暗い感じがした。
K-7からNIKON D7000に変えた時はAFはもちろん、写りもこんなに違うのかとけっこう感動。
自分の記憶では、暗い地下街から一気に晴れた地上に出れた感じ(笑)。
その後、D7000の時にK-3を少し使ったが、写りは多少他社に近づけた感じがした。
写り自体はD7000とK-7の中間的でけっこう良かった。
が、その時は子どものサッカー撮影全盛期だったため、写りどうこうというよりは、静かで速く手頃な望遠レンズがなかったためにニコンを残した。
※KP+DA55-300mm f4.5-6.3 PLM WR
話を戻して今回のKP。
外観から言うと、相変わらずペンタックスのボディはよく出来ている。
ペンタの塊感のあるボディは大好きで、その辺はニコンや他のメーカーよりもよく出来ている。
簡単なところではSDカードのスライドする蓋。
ニコンのは簡単に開いて、本当に防塵防滴になっているのか心配なレベル。
強くグリップを握るとたまにズレることも。
その点ペンタは蓋の裏側にもゴム張りがしてあり、簡単には開かないほどしっかり出来ている。
硬さには賛否両論あると思うが、自分はこのくらい強いほうが安心感もあって好き。
グリップの革貼りもニコンはすぐに傷がつくし、長く使うとテカる。
KPは選べるグリップだからちょっと違うが、K-7、K-3ともにグリップは傷に強く、滑りづらかったし、強く握っても軋まなかった。
K-7は2年くらい使っていたが、ボディも傷に強く、テカリなども出なく、グリップも手放す時まで綺麗だった。
いま使っているD7200は1年くらいだが、グリップは引っ掻き傷が多数、ボディにも小傷ができている。
※KP+FA43mm f1.9
自分が使ったことのあるニコンの機種…D40、D60、D7000、D7100、D7200、D610、D750。
この半数以上は、ストロボが内蔵してあるペンタ部とボディの隙間がけっこう開いていた。
実際、D7100だったような気がするが、1mmまではいかないとしても見た目広かったので、新宿サービスセンターに相談したが、許容範囲ということで無修理。
いま使っているD7200は、意外に隙間なく気になることはないが。
ペンタはK-7、K-r、K-3、KP。
ほぼ全機種(K-rは覚えていませんが…)、きっちり隙間がない。