D750を手放そうか考えていると前回まとめで書いたが、実際はまだ悩んでいる。
それは一緒に使っているNOKTON 58mmが使っていて楽しいということもあって、なかなか踏ん切りがつかない。
焦ってはいないので、とりあえずもう少し考えているということで。
そんなこんなでしばらく使っていなかったS5Proを久しぶりに使おうと思い、どうせならとNOKTONを付けて自転車で出掛けた。
NOKTONはそんなに重いレンズではないが、50mm f1.8Gや35mm f2Dなどと比べると塊感があり、重さも2倍くらいある。
結構な重さのS5Proに付けると、MF単焦点とはいえトータル1200g弱になり、太いグリップを相まって自転車だと重さを感じる。
S5Proでのマニュアル合わせは苦ではないが、ファインダーが暗いのでピントが見えずらい。
もちろんD750と比べてしまうと酷だが、エントリーモデルのD5500のファインダーよりは広い。
ただD5500のほうが綺麗で明るく見えるので、その辺は人によって違うかな。
※S5Pro+NOKTON
MFを使ってファインダーの重要さを知る。
S5Proのファインダーは視野率95%で古さを感じるが、倍率は0.94倍。
D750のファインダーは視野率100%の倍率0.7倍だが、これはフルサイズ換算。
APSはフルサイズの焦点距離の1.5倍なので、S5Proの倍率0.94倍を1.5で割ると約0.626倍。
D5500は視野率95%の倍率0.82倍(約0.546倍)なので、D750のファインダーはやはり大きいとわかる。
このファインダー倍率とは、“ファインダー”で覗いている被写体が、肉眼で見ている被写体より0.7倍(D750)されているということ。
こうやってみるとS5Proの倍率は古くてもけっこうあって、それなりに昔は高級機だったのもうなずける。
現役モデルのD7200もS5Proと同じ0.94倍で、DXフラッグシップのD500は1倍(約0.66倍)とフルサイズと遜色ない。
ちなみにm4/3のオリンパスE-M1の倍率は約1.30倍~1.48倍で、m4/3は焦点距離2倍換算なので、実際は約0.65〜0.74倍とこちらもフルサイズとほぼ同じ。
※S5Pro+micro40mm
正直AFで使っている時は、マクロ以外はファインダーを穴が開くほど見ないので、そんなに重要視してこなかったが、今回NOKTONを使ってみたらファインダーの重要さに気がついた。
E-M1の時はマウントアダプターで他マウントをマニュアルで使っているが、その時はファインダーよりライブビューで合わせることが多いかな。
E-M1でm4/3マウントのNOKTON 25mm f0.95を覗いてみたいなと思った今日この頃。
ちなみにNOKTON 58mmをS5Proに付けると換算87mmとなり、散歩には使いずらかった。
※D750+NOKTON