去年はD750で2014年発売のFX用の35mm f1.8Gを使っていたが、今は古い35mm f2Dを使っているのでその辺の話を。
もともとAPSを使っている期間のほうが長いので35mmレンズというと、APSフォーマットの50mm付近の感覚が染み付いている。安いDX35mm f1.8GとD7000のコンビが子ども撮りに重宝し、軽くて写りも良かったので長く使っていた。
m4/3や富士を使い始めても、とりあえず最初の1本としてフォーマットは違えど、換算40~60mmあたりは色々使った。
色々使ってみて思ったのは、どのメーカーも今時の単焦点はよく写るということ。
オリンパスの25mm f1.8や富士のXF35mm f2も安いけど本当によく写る。
もちろんフォーマットが違うのでボケ量は違うが、駄目だと思ったレンズはない。
D750+35mm f2D(f8)
D750が帰ってきて50mm f1.8Gはあるのだが、このレンズは写りはいいが寄れないというのが欠点。赤ちゃんや子ども撮りにおいて寄れないというのは使いずらいので、広角寄りだがFXで使える35mmを探すことに。
色々なレンズを考えてとりあえず安い35mm f2Dを使ってみることにしたが、実際はこの古いレンズをS5Proのほうでも使ってみたいというのが本音。
フレアや周辺減光もいい味。
去年使っていたFX用のf1.8Gは発売も新しく値段もそれなりにするので、たしかによく写るしAFも静かで速い。
ピントリングも幅広で使いやすく、フードは花形でカッコイイ。
一つだけ言うと見た目がのっぺりしていて味気なく、使っていて楽しくない。
秀でた特長がないので、最初のD750と同時くらいに手放した。
D750+35mm f2D(f2)
いま使っている35mm f2Dも古いレンズの割には本当によく写る。
あまり期待していなかったので初めて使った時はちょっとびっくりした。
開放では少しあまいが、絞るにしたがってシャープになってくる。
AFの音がけっこうやかましいと聞いていたが、元々ペンタックス使いなので、正直ペンタのFAレンズのほうが騒々しくて遅い。
f2Dを使ってちょっと良かったのは、新しいレンズでは中々出ないフレアや周辺減光があったこと。
最近はコーティングの技術などもかなり上がっていて、そのような悪いと言われる所は徹底的に抑えられている。
自分はフレアや周辺減光などは意外に好きなので必要悪かなと感じる。
特に最近は解像番長みたいな写真より、多少落ちている写真のほうが色気があって好き。
線はちょっと太めだけど色はこってりと乗る。
普通の花を撮っているだけでも、何か色気のある写りになる。
ただ自分が手に入れたこのレンズは、現行のf2Dよりもさらに前のもので元箱も昔のデザインだったので、その古さも関係あるのかな。
新しいレンズにも絞りリングを付けてくれたほうが見た目もカッコイイのにね。
ただ一つ気になったのは絞りがリング操作とダイヤル操作でステップが違うということ。
ダイヤル…f2→2.2→2.5→2.8→3.2→3.5→4〜
リング……f2→2.8→4→5.6→8〜
上のようにダイヤルのほうが細かく設定できるので、実際はダイヤルでの運用が多いのも事実。
※35mmは子ども撮りが多いので、まともに載せられるものがない。