自分が最初に買った富士フイルムのミラーレスは、「X-E2」。
富士フイルムの一眼レフ「Finepix S5 Pro」はその前から使っていたのだが、「S5 Pro」と「X-E2」は“自分の心に残るベスト5”に入っている。
その「X-E2」は、XF35mm f1.4がほぼ付けっ放しになっており、写りも不満なく使えている。
大きさ、デザインともに大好きで、「X-E3」「X-E4」よりも自分にはカッコよく見える。
もちろん機能や画素数的にも、新しいほうが圧倒的に優っているのはわかっているし、増えている“フィルムシミュレーション”も羨ましい。
「X-E3」は一時期使っていたが、横幅が小さくなって逆に厚みが増え、ロゴなども減り、上から見た時にカッコ悪いと思ってしまった。
なにより「X-E3」には、大好きなレンズ“XF35mm f1.4”があまり似合っていなかった。
ちなみに「X-PRO2」も“心に残るベスト5”に入りそうなくらい好きだが、若干自分にはボディが大きく感じた。
「X-PRO3」は機能的に行きすぎで、「X-E4」はのっぺりしすぎてコンデジみたいに感じてしまった。
実際の発売年はそれぞれ違うが、富士フイルムの“2の付く機種”、「X-E2」「X-PRO2」「X-T2」が好きだ。
日本製に必ずしもこだわる訳ではないが、その3機種はボディに、“Made in japan”とあり少し誇らしくなる。
※2枚とも2020年に「X-E3」で撮ったもの。確かに「X-E2」よりもスッキリと写る。
10年落ちの「X-E1」を買ってみた。
さてなぜ今更10年前の2012年発売の「X-E1」があるのか。
それは単に1万円代で売っていて、値段が安かったから。
ボディ上角に多少傷はあるが、液晶やボディ全体は綺麗で、動作もまったく問題ない。
「X-E1」「X-E2」の機種名を隠して前面から見ると、普通の人では見分けがつかないのでは。
裏面からは、液晶の大きさやボタン配置が多少違うので分かってしまうが、外観的にはほぼ同じと言ってもいい。
非純正の親指サムレストもどちらの機種でも問題なくはまるし、純正グリップ「MHG-XE」も共通に使える。
外観の大きな変更点は露出ダイヤルが、「X-E1」は±2まで、「X-E2」は±3まであり、“AF-L”、“AE-L”が独立し、“Q”ボタンの位置が変わったくらい。
中身に関しては、「X-E2」発売当時は「X-E1」とそんなに変わらなかったが、「X-E2 Ver.4」という凄まじいアップデートにより、「X-E2」は発売当初とはもはや別のカメラになっており、そのへんの詳しい話や写りに関しては次回にでも。
※上がX-E2、下がX-E1。
この「X-E1」「X-E2」のスタイルをまったく変えず、中身だけ最新にして、「X-E3」「X-E4」を作って欲しかったと思うほどカッコいい。
※X-E1+XF35mm f1.4